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 平成16年9月期中間期決算に関しまして、代表取締役 田尻稲雄よりご報告申し上げます。

  当中間連結会計期間(平成16年3月中間期、以下同じ)におけるわが国経済は、米国株式市場の回復を契機に、国内株式市場も底入れから上昇に転じ明るさを取り戻す中で、雇用や設備投資も底固い推移となり、一部の産業では企業景況感の改善も確認され始めました。
 このような環境下、当社が携わっている医薬品等関連事業は、現在の構造改革の一つである医療制度改革の影響もあり、これまでになく厳しい経営環境が続いております。
 また、医薬分業率が5割を超える一方で、調剤薬局等においては開業数の増加とともに同業者間の競争が激しくなり、また医療制度改革の今後の収益基盤に与える影響が不透明なことから、グループ化や株式公開による経営基盤の拡充を図るなど、経営の効率化に努力する傾向が見られます。
一方、医薬品卸売会社については、事業のリストラクチャリングが精力的に行われております。
 当社の営業面におきましては、従来通り新規契約店舗獲得に注力し、当上半期の新規獲得件数は、調剤薬局6店舗となり、2004年3月31日現在の契約店舗数は、162薬局、7病・医院となりました。
 これにより、当中間連結会計期間の売上高は7,023,326千円(前年同期比23.6%増)となりました。
 利益面では、従業員増加による一般管理費の増加もありましたが、営業利益302,202千円(前年同期比68.8%増)、経常利益294,454千円(前年同期比73.5%増)となりました。

 なお、事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであります。

(1)医薬品等関連事業
 当中間連結会計期間において、前期末までに医薬品ネットワーク契約を締結した加盟店舗からの医薬品受発注取扱が通期に寄与し、また新規契約数が増加したことにより医薬品受発注取扱高が増加しました。また、債権流動化の仕組みを変えたことにより、債権流動化業務での流動化取扱高が増加した結果、本事業の売上高は365,249千円(前年同期比16.9%増)となりましたが、医薬品システム関連業務の販売計画未達成により、営業利益61,759千円(前年同期比10.3%減)となりました。

(2)調剤薬局事業
 当中間連結会計期間において、北海道で1店舗、東京都で1店舗を開設し、また北海道にて9店舗を買収した結果当中間連結会計期間末現在の店舗数は、71店舗となりました。この結果、当期の売上高は6,581,148千円(前年同期比30.4%増)、営業利益220,996千円(前年同期比500.0%増)となりました。

(3)賃貸・設備関連事業
 当中間連結会計期間は、前年同期に発生した大型案件成約がなく、当期の本業務売上高は、394,697千円(前年同期比31.5%減),営業利益は28,801千円(前年同期比64.1%減)となりました。

 今期の医療業界は、2004年4月には、2年に一度の診療報酬改定が行われ、医療保険財政再建のための医療制度改革が更に進められる状況です。しかしながら、こういった厳しい医療経営の環境を打破するビジネスモデルを保有する当社にとっては、顧客に信頼されるシステム・ビジネスモデルの提供を確実に行える環境が十分に発揮できる時期が整ったと認識しております。
 また、調剤薬局と不動産賃貸事業等グループ内のシナジー効果により、地域住民に根ざした医療環境の創造を目指し「総合医療グループ」として新たなマーケットを創出いたします。更に、三井物産株式会社と事業提携したことにより、当社グループ外の医療に関する戦略・情報を幅広く集約でき、更に情報に付加価値を付けることで累乗の効果が期待できます。
 当社はこの環境を優勢に活かし、質の高いビジネスモデルを提供することで、当社の契約店舗を伸ばしてゆく所存であります。
 更に、全国展開に際しては、今期中に展開する環境を十分に整えた上で、特に、三井物産株式会社からの医療機関の紹介を軸とし、また、医療機関をクライアントとする他業種と積極的に業務提携等を構築し、顧客開拓を行います。とりわけ北海道外への本格的な進出は、喫緊の課題と認識しており、既に、皆様には、ご報告申し上げていますが、株式会社ファーマホールディングは、2004年3月に株式会社メディヴァンスの運営するメディカルモール「メディカルポート(R)・クローバ橋」(東京都江東区)内に東京進出第1号店を出店しており、更に同年4月東京地区での経営効率化を実現できるとの判断から東京都世田谷区で展開している調剤薬局1社5店舗を子会社化しております。
 また、本件を株式会社メディカルシステムネットワークの医薬品ネットワークの全国展開の「サテライト店舗」と位置付け、今後の業務拡大への足がかりといたします。
 このような状況を踏まえ、「総合医療グループ」を構築すべく地域住民(C)と医療機関(B)、医療機関(B)と医療機関に携わる企業(B)をつなぐ『B2B2C』(患者と医療機関と医薬品卸会社等を結ぶ)の関係を構築した新しい医療マーケットを全国に展開してまいります。
 以上のような状況から、平成16年9月期の業績見通しにつきましては、売上高13,532百万円(前期比18.7%増)、経常利益528百万円(前期比27.8%増)、当期純利益235百万円(前期比17.5%増)を見込んでおります。

2004年5月18日田尻 稲雄

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