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 平成14年9月期決算に関しまして、代表取締役社長 田尻稲雄よりご報告申し上げます。

(1)今平成14年9月期は、当社にとっては2002年3月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場して初めての決算になります。医薬品業界は、2002年3月に薬価改定を含む大幅な「診療報酬改定」が行なわれ、徐々に薬局、病・医院等の医療機関に少なからずとも影響が現れ始めた期でもありました。
 こういった中、当社の事業は、「薬局、医・病院向け情報総合提供サービス」業として、日本では当社以外に類をみないビジネスモデルを構築しております。
 当社の行なっている業務内容は、医薬品卸売会社と調剤薬局等の受発注を当社のオンラインを介す事に加え、医薬品卸売会社と調剤薬局等の間を互いの交渉事をアウトソーシングさせ、コストダウンを促すものです。通常、調剤薬局は医薬品卸売会社に直接、医薬品を発注し、自前で在庫管理をしています。しかし、数千点に及ぶ医薬品の発注と管理、また医薬品卸売会社との取引条件の交渉等は、コスト削減を目指す薬局にとって負担になっています。一方医薬品卸売会社は、「キャッシュフロー経営」の言葉に代表される様に、最近では合併により経営統合が図られる中、営業の効率化や売掛金の確実な回収等が経営に求められている状況です。この両者の悩みを解決するため、当社と薬局との間をオンラインで医薬品を自動的に発注するシステムとビジネスモデルを開発いたしました。
 あたかも医薬品の流通業界において『マーケットプレイス』を行なっているのと同様の効果を導き出すことに成功しております。『マーケットプレイス』の構築こそが当社の目指す医薬品流通における商習慣を改革することにつながり、「医薬品卸」と「医療機関」の経営改善と国民のQOLの向上に貢献できることになると信じております。

(2)平成14年9月期(13/10~14/09)の連結の業績ですが、売上高626百万円(前期比+45.7%)、営業利益116百万円(前期比+17.2%)となりましたが、2002年3月株式上場に際しての公開費用29百万円を営業費用に計上したため経常利益102百万円(前期比▲7.0%)となりました。なお配当は1株あたり1,500円を予定しております。

(3)当社の主力業務たる「医薬品ネットワーク業務」は、順調に契約店舗数を伸ばしております。また、更なるお客様の信頼と満足を得るために、2002年3月に「電子レセプト」対応、2002年8月新調剤システム「ファーマシードリーム」を発売いたしました。
年間の新規契約店舗数は、調剤薬局39店舗、病・医院3院にのぼり、2002年9月30日現在の契約店舗数は133薬局、病・医院となりました。
 各業務の業績は、次のとおりです。

  ◎医薬品ネットワーク業務
  当社ネットワーク契約店舗数は、130薬局、3病・医院(前期比46.1%増)になり、そ
  れに伴い医薬品受発注手数料が順伸したため、下記のとおりの成績を上げることとな
  りました。
  当業務は、前々期に加入店契約をした薬局の医薬品取扱高が、当期フルで寄与するこ
  とにより、医薬品取扱高は8,929百万円(前期比30.9%増)と順伸致しました。これ
  により、医薬品受発注手数料は297,077千円(前期比31.2%増)となりました。
 
  ◎医薬品システム関連業務
  当連結会計年度は、2002年3月の薬価改正を受け、2002年4月以降の新規契約店
  舗が模様眺めの状態が続いたこと、また新製品「ファーマシードリーム」の発売が
  2002年8月であったことから新規契約店のシステム購入が来期にずれたこともあ
  り、医薬品システム関連業務売上高は、298,414千円(前期比59.5%増)となりま
  した。

  ◎債権流動化サポート業務
  契約薬局の資金効率等の経営改善の一環として、「調剤報酬債権流動化」の申出が増
  加しました。この結果、当社「調剤報酬債権流動化」取扱額は、13社7,629百万円
  (前期比23.8%増)となりました。また、当社が当流動化商品の劣後部分保有及び調
  剤報酬債権等の購入を行なうことにより売上高17,054千円(65.2%増)となりまし
  た。

 また、「営業活動によるキャッシュフロー」が、前年比▲160百万円となっておりますが、主たる要因は、債権流動化業務の取扱額の増加、劣後部分の保有及び調剤報酬等債権の買取に伴い、債権信託未収入金増加額の増加額92百万円、調剤報酬等債権の増加額が137百万円となったこと及び、ソフトウエア資産の増加額63百万円によるものであります。なお、これらは自己資金の範囲で賄っております。

 以上、簡単ではございますが、平成14年9月期の業績を説明させていただきました。

(4)平成15年9月期につきましては、医療関連市場を顧客とする他業種と業務提携することにより全国展開を更に加速したいと存じます。なお、売上高7億4百万円(前期比+12.0%)、経常利益150百万円(前期比+47.5%)を計画しております。

2002年11月13日田尻 稲雄

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