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平成28年3月期の業績について

 当連結会計年度の業績は、主力である医薬品等ネットワーク事業が順調に推移したこと、並びに賃貸・設備関連事業において販売用不動産を売却したこと等により、売上高は87,715百万円(前期比16.1%増)となりました。利益面につきましては、調剤薬局事業において、後発医薬品の利用推進や在宅への取り組みに注力し、調剤技術料の取得が順調に推移したこと、及び店舗運営の効率化を図り、本州エリアでの収益改善が進んだこと等により、営業利益3,783百万円(同43.2%増)、経常利益3,860百万円(同52.0%増)、当期純利益※1,720百万円(同94.3%増)となりました。売上・利益とも過去最高となり、第四次中期経営計画の初年度として最高のスタートを切ることができました。

※親会社株主に帰属する当期純利益

平成29年3月期の見通しについて

 2016年4月に、薬価・調剤報酬改定が実施されました。今次改定の趣旨は、2025年に向けて、地域包括ケアシステムをより推進していくとともに、効果的・効率的で質の高い医療提携体制をどのように構築するのかということです。そのような中で、地域包括ケアシステムの一翼を担う調剤薬局には、大胆な機能変化が求められております。具体的には、①かかりつけ薬剤師の導入、②ジェネリック医薬品への一層の取り組み、③門前薬局モデルから地域薬局モデルへの転換が強く求められることとなりました。調剤薬局業界にとって厳しい改定となりましたが、地域医療貢献を目指して従来から注力してきた当社としては、経営環境にポジティブな影響を与えるものと考えております。
 医薬品ネットワークについては、一層の拡大好機と捉えております。調剤薬局や医療機関を中心に、加盟店舗の獲得に努めるとともに、全国47都道府県への加盟拡大(2016年3月31日現在 44都道府県)を目指し、空白エリアの解消を図ってまいります。調剤薬局事業については、地域住民の「かかりつけ薬局」として栄養士による栄養相談、ヨガ等の運動プログラムの提供など、健康サポート機能を強化するとともに、積極的なM&A及び新規出店によるドミナント化を進めることによって、改定に伴う業績の影響を乗り越え、地域包括ケアシステムの中でかかりつけ機能を果たすことを目指していきます。また、昨年小樽にて地域の基幹病院に併設して調剤薬局、サービス付き高齢者向け住宅を展開する「ウィステリア小樽稲穂」をスタートさせ、今年は大阪にて「ウィステリア千里中央」を開業いたしました。これらを通じて『良質な医療インフラの構築を通じて地域住民のQOL(Quality of life)向上に貢献する』という当社グループの企業理念を実現すべく邁進していく所存です。
 当社は、今後も真に国民から必要とされる医療・介護を提供する会社として、一層の発展を目指し、全社員一丸となって努力してまいりますので、ご支援及びご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

2016年5月9日田尻 稲雄

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