投資家の皆様へ

トップメッセージ

 この度の東日本大震災により被災された皆様、そのご家族の皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧復興を祈念致しております。
 当社グループの第2四半期業績につきまして、以下の通りご報告申し上げます。

1.第2四半期の業績について

 当第2四半期については、2010年10月に大手ドラッグストアが医薬品ネットワークへ新規加盟し医薬品等ネットワーク事業が伸長したことに加えて、調剤薬局事業においても、医師開業支援ノウハウを活かした既存店近隣へのクリニック誘致や、店舗内のアメニティ改善、待ち時間短縮の工夫などの薬局サービスの品質向上に積極的に取り組んだ結果、既存店売上高が前年同四半期比2.2%増と順調に推移しました。この結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高22,942百万円(前年同四半期比11.6%増)、営業利益1,176百万円(同36.1%増)、経常利益1,113百万円(同43.1%増)、四半期純利益512百万円(同90.3%増)となりました。
 また、上半期の好調な業績を反映し、通期の業績見通しについて、売上高45,696百万円(当初予想比+2.1%)、営業利益2,060百万円(同+18.6%)、経常利益1,900百万円(同+24.8%)、当期純利益750百万円(同+36.1%)に上方修正致しました。

2.東日本大震災への影響について

 当社グループの震災被害の状況に関しましては、調剤薬局事業における全214店舗のうち2店舗が通常営業できない状態にあります。なの花薬局名取店は建物・什器の損壊が激しいものの暫定的に対応できる範囲で調剤を行っております。なの花薬局双葉店は福島第1原子力発電所の周辺住民への避難指示により営業停止となっており、営業再開の目処は立っておりません。被害額は、減損損失35百万円、商品除却損10百万円、その他3百万円の合計49百万円となっております。しかしながら、その他の店舗における被害は限定的であり、通期での当社業績に与える影響は軽微と見込んでおります。
 また、被災者の皆さまの救援や被災地の復興に役立てていただくため、3月15日付で、日本赤十字社に対し義援金20百万円を寄付したほか、マスク80万枚を現地に配送致しました。
 更に、現地で復旧支援ボランティアを行っている社会福祉協議会職員向けに、衣料等の生活物資をライトバンに積み込み、当社の社員が緊急配送しました。背景には同じ被災者でありながら、ボランティアという立場ゆえに救援物資に手をつけられない現状がありました。被災者を支える人たちをしっかりと支える仕組みをどう構築するのか、マスコミではほとんど注目されないテーマですが、日本の社会システムの不備ともいうべき課題であると感じます。
 Knotworking(ノットワーキング=結び目づくり)「人やリソースを常に変化させながら結び合わせ、人と人との新たなつながりを創発して行く活動の水平的なリズム、協働的生成」という概念をご存じかもしれませんが、今回の弊社の支援としての「結び目」は、それぞれの持ち場を担っている社員から自発的に創出されました。それは東証上場作業等を通じて、それぞれの持ち場まで当社組織の経営理念やCSR(企業の社会的責任)の意識が浸透したことによるものと考えております。

 被災地域の社員は、多くの困難の中、地域薬局としての使命を果たすべく、店舗内の瓦礫を除去し、散乱した医薬品を整理点検し、店を開けました。連日店舗に泊まり込み、菓子パン一個で一日中患者様の応対に当たった社員もいます。グループとしても、札幌から救援物資の緊急配送や薬剤師の派遣等を行い、薬局機能の維持に尽力しました。今回、地域薬局というのは、電気、ガス、水道と同様にライフラインの一つであることを痛切に感じました。
 我々一社が出来ることはほんの僅かですが、今後も、地域薬局としてライフライン事業を担っていることを忘れることなく被災地の復旧・復興に尽力して参ります。

2011年5月16日田尻 稲雄

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