投資家の皆様へ

トップメッセージ

1.平成22年9月期の業績について

 当連結会計年度における我が国経済は、企業収益には持ち直しの傾向がみられるものの、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況が続いております。
当社グループの関わる医薬品業界におきましては、高齢化の進展に伴う国民医療費の増加により中長期的なマーケットの拡大が見込まれる一方、スーパーマーケット等との差別化を急ぐドラッグストア大手による調剤薬局併設化の動きや、調剤薬局と同業種及び他業種企業間における資本・業務提携等の業界再編の動きが進行しております。
 このような環境の中、当社グループは、積極的な医薬品ネットワークの加盟推進、新規店舗開発及びM&Aによる事業規模の拡大、薬局サービスの品質向上、高齢者専用賃貸住宅「ウィステリアN17」の入居促進の4点を重点課題として取組みました。
 医薬品ネットワークの加盟推進につきましては、メインターゲットとしている中小規模調剤薬局を中心に新規加盟件数が増加、2010年9月30日現在の医薬品ネットワーク加盟件数は、調剤薬局582店舗、15病・医院の合計597件(前連結会計年度比52件増)となりました。
 調剤薬局事業の規模拡大につきましては、新規店舗開発については目標としていた15店舗の開発に対し6店舗に留まりましたが、5社28店舗のM&A実施により、調剤薬局店舗数は前期比32店舗増加の204店舗となりました。
薬局サービスの品質向上につきましては、提携先であるココカラファイングループとの連携により、一般医薬品の店頭販売強化や大人用おむつの宅配サービスを開始したほか、薬剤師のための在宅業務マニュアルを発刊、グループ内の在宅医療に関するスキルアップを図るなど、地域薬局としての機能強化を行いました。
 高齢者専用賃貸住宅につきましては、積極的な営業活動を行った結果、計画(18件)を上回る19件の新規入居があり、2010年9月30日現在の入居件数は52件、入居率は81%となりました。
 以上の通り、新規店舗開発を除けば、ほぼ当初計画通りの実績・成果を上げることが出来ました。この結果、当連結会計年度の業績は、売上高41,131百万円(前連結会計年度比11.8%増)、営業利益1,528百万円(同6.1%増)、経常利益1,329百万円(同5.0%増)、当期純利益473百万円(同9.7%増)となりました。

2.今期の運営方針について

 今期は、以下を重点施策として取り組んでまいります。
 医薬品等ネットワーク事業に関しましては、人員面を中心とした営業体制の拡充を図るとともに、多方面からの情報も活用し、中小チェーン調剤薬局及び病・医院を中心に加盟件数の拡大を図ります。また、ドラッグストアの調剤薬局併設化の動きを捉え、ドラッグストアチェーンの加盟件数拡大にも注力いたします。
 調剤薬局事業に関しましては、M&Aを含む積極的な店舗展開による規模の拡大、本州エリアでの収益改善、薬局サービスの品質向上を重点課題として取り組みます。M&Aについては、アルフレッサ ホールディングスグループのほか各方面からの案件情報が増加しており、事業採算性を考慮した上で、重点エリアのドミナント化を推進します。また、店舗の新規開発力強化が重要な課題と認識しており、北海道外の開発人員増員及びグループ内の体制強化を行ってまいります。当社グループの医師開業支援ノウハウを活かしたメディカルモールの開発等により、20店舗以上の開局を目指します。本州エリアの収益改善については、従業員一人当たりの生産性向上、後発医薬品調剤体制加算の取得店舗を増加させること等により収益率改善に取り組みます。また、地域に密着し顧客に選んでいただける調剤薬局を目指し、在宅医療・セルフメディケーションへの取組強化、アメニティ改善を図るとともに、薬剤師研修機関である株式会社北海道医薬総合研究所を活用し、薬剤師教育・研修の強化を行います。
 財務面については、収益率の高い医薬品等ネットワーク事業を伸張させることでグループ全体の収益拡大を図り、もって有利子負債の圧縮、自己資本比率の向上につなげてまいります。規模拡大に伴う資金調達については、債権流動化の推進等により、極力、財務面のインパクトをおさえる方法を模索してまいります。
以上により、平成23年9月期の連結業績予想は、売上高44,759百万円(前連結会計年度比8.8%増)、営業利益1,737百万円(同13.6%増)、経常利益1,523百万円(同14.6%増)、当期純利益551百万円(同16.4%増)を見込んでおります。

 当社は、2010年6月8日をもちまして東京証券取引所市場第一部に上場致しました。今後も、医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業を両輪に、良質な医療インフラの構築を通じて地域住民のQOL向上に貢献できるよう努めて参る所存ですので、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2010年11月17日田尻 稲雄

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